藤井比早之です。
神戸港のコンテナ取扱量の復活についてご紹介させていただきます。
神戸港の平成27年上期(1月~6月)のコンテナ取扱個数は135万個(TEU)と、阪神・淡路大震災が発生した1995年以降で最高を記録しました。
神戸港はコンテナ取扱量で1973年に世界1位でしたが、釜山港などが機能強化、集荷誘導を図る一方、阪神・淡路大震災で大きな打撃を受け、平成25年は釜山港の世界5位に対して、56位と国際的地位を低下させてきました。
このため、現在、国は、神戸、大阪両港を「阪神港」として「国際戦略港湾」と定め、「集貨」、「創貨」、「競争力強化」施策の推進により、国際基幹航路の寄港の維持・拡大による国際競争力強化、雇用と所得の維持・創出に取り組んでいます。
平成26年10月1日に阪神国際港湾株式会社が設立されて1年。
「集貨」施策として、平成26年度から「国際戦略港湾競争力強化対策事業」を行い、西日本諸港から釜山港を経由していた貨物を、神戸・大阪両港経由に変更した船会社や荷主に補助金を交付するというインセンティブ制度を新設し、西日本諸港から阪神港への寄港便数は週68便(26年4月)から週94便(27年3月)へと、週26便、約40%増加しました。26年度実績として、阪神港へ約13万個(TEU)集貨されました。平成27年上期も西日本諸港から阪神港への「フィーダー輸送」は前年同期比5.7%増加しており、阪神・淡路大震災以降で最高という神戸港のコンテナ取扱量の復活に貢献しています。
「創貨」施策として、「港湾機能高度化施設整備事業」を行い、十分な保管スペースや流通加工機能を有した高能率な物流施設を新設することにより、工場からの輸出用生産品の受入増加を進めています。
「競争力強化」施策として、国も出資する阪神国際港湾株式会社を設立するとともに、基盤整備として、世界のメガキャリアのコンテナ船の大型化に対応するため、国際海上コンテナターミナル整備事業を行い、岸壁などの大水深化(-16m)・耐震強化を行っています。(27年度予算200億円)また、コンテナターミナルのゲート前渋滞を解消するため、混雑時間帯に利用する海コントレーラーを、非混雑時間帯である早朝及び昼休みに誘導処理するため渋滞対策事業を実施し、ゲート前渋滞長を大幅に削減しています。
神戸湾岸道路(大阪湾岸道路西伸部(9期)(六甲アイランド北ランプ~ポートアイランド~長田区駒が林南町))事業化により、神戸港へのアクセス向上、神戸港の物流拠点としての優位性の確保を図ります
神戸港の国際競争力復活のために。
皆様のご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。