藤井比早之です。
今回は、神戸電鉄粟生線への支援についてご紹介させていただきます。
神戸電鉄粟生線は、利用者数が、平成4年度1,420万人から平成26年度656万人と54%減少しており、存続、運行継続が課題となっています。
神戸電鉄粟生線は、沿線の皆様にとって、かけがえのない公共交通機関です。
民主党政権の「事業仕分け」により、神戸電鉄への国の補助金が廃止されました。
平成24年第2次安倍政権発足により、神戸電鉄粟生線への国の支援策として、平成25年度、26年度と「地域協働推進事業費補助」という国の補助金を新たに創設し、神戸電鉄粟生線活性化協議会が、全国第1号で補助対象と決定されました。
粟生線Come Back補助制度(平成25年度~)、粟生線サポーターズくらぶ、粟生線活性化セミナーなど神戸電鉄粟生線活性化協議会の活動に利活用されています。
神戸電鉄が行うハード事業に対する国の補助金額は、地域公共交通確保維持改善事業費補助金など、平成25年度4億円、平成26年度2.3憶円と、地域鉄道の中では全国トップの支援が行われています。
また、神戸電鉄を支援する地方自治体への財政支援(特別交付税)も、平成25年度から新たに創設されました。
神戸電鉄粟生線への地方自治体の支援策として、神戸電鉄の経営改善努力(約3億円)を前提に、5年間、40億円の無利子貸付(兵庫県20億円、神戸市4億円、小野市8.7億円、三木市7.3億円。小野市・三木市貸付分は一括して兵庫県が貸付、小野市・三木市は貸付分の利子を負担)が行われます。
神戸市では、独自に、平成27年度から、シニア利用促進策として、70歳以上のシニア層を対象に、神戸電鉄全線(神戸高速線「新開地~湊川除く」)で有効な10日分のフリーパスを、1枚3,500円で発売(1人最大4枚まで)されています(平成27年度予算額1億2,800万円)。
神戸電鉄粟生線は、沿線の皆様にとって、かけがえのない公共交通機関である一方、神戸電鉄㈱そのものは、あくまでも民間企業です。したがって国が補助を行うには一定の線引きが必要です。
神戸電鉄粟生線が存続するか否かは、いかに沿線地元の皆様が神戸電鉄粟生線を愛し続け、利活用していただけるかにかかっています。
かつてのニュータウンのオールドタウン化など、超少子高齢社会を迎えるに当たっては、コンパクトシティ化を含めて地域公共交通の重要性はますます高まっていくでしょう。
このような中にあって「まちづくり」「まちのあり方」も含めた神戸電鉄粟生線の利活用が必要です。
神戸電鉄粟生線の存続と活性化、利用者数増加に向けて、沿線地元の皆様のご理解ご協力を心よりお願い申し上げます。