昭和42年六甲山系豪雨災害から50年講演会に国土交通大臣政務官として出席させていただきました。
平成29年7月九州北部豪雨によりお亡くなりになられた皆様のご冥福をお祈り申し上げ、謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
平成29年7月九州北部豪雨による災害により、多数の土砂災害が発生し、あらためて土砂災害対策の重要性を痛感いたしております。
今年は、六甲山麓に激甚な被害をもたらした昭和42年7月豪雨災害から50年の節目の年です。50年前のこの災害により、六甲山系では約2,500か所に土石流やがけ崩れが発生し、兵庫県内で死者・行方不明者98名の皆様が犠牲となられています。
この災害を契機に、昭和44年に「急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律」が制定されました。
ここ六甲山系は、花崗岩、名前のとおり「御影石」でできた山です。
御影石は、美しく固く、石材として幅広く用いられていますが、風化をすると脆く崩れやすい性質をもっています。
さかのぼれば、昭和13年7月阪神大水害があり、この昭和42年六甲山系豪雨災害があります。
同じく、花崗岩、「御影石」でできた地では、近年、平成26年8月広島土砂災害が発生しています。
平成29年7月九州北部豪雨災害だけでなく、兵庫県内でも、平成26年8月丹波豪雨災害が発生しています。
国土交通省といたしましては、集中豪雨等による土砂災害への対策として、砂防堰堤等の整備を、人命を守る効果の高い所から重点的に実施することとしております。また、全国で約67万区域の指定が必要と推計されております土砂災害警戒区域につきましては、指定のための基礎調査を平成31年度末までに完了するよう都道府県を支援してまいります。
併せて、「逃げ遅れゼロ」の実現、昨年の災害を踏まえ、老人ホームなどの要配慮者利用施設の避難確保計画の義務づけ等を内容とする、水防法等改正法を、本年の通常国会で全会一致で成立していただきました。
これからも、ハード・ソフト両面から、国民の皆様の命を守る砂防行政の一層の強化に全力で取り組んでまいります。
本日の講演会を通じまして、過去の災害経験を未来へつないでいくことの重要性を皆様とともに考え、地域における防災の取組みにつなげていただければと存じます。

<国土交通省ウェブサイト>
【平成29年7月29日】「昭和42年六甲山系豪雨災害から50年講演会」に藤井政務官が出席し、砂防事業の現場を視察