ローカル放送の経営と地域コンテンツ。地域情報の流通格差。
㈱ワイズ・メディア塚本幹夫氏講演(抄)
アメリカのローカル局の状況。地域ジャーナリズム持続可能法。
ローカル放送救済、所有規制の緩和、著作権問題、課題は日米でそっくり。
日本のローカル局のビジネスモデルは崩れつつある。大切なことは地域のエンターテインメント、ジャーナリズムを地域の人々に継続して送り届けること。
地上波のハード・ソフト分離(鉄塔の保有運営を分離)、ネットにもリーチ(地域での同時配信を放送扱いに)、柔軟な経営を可能に(認定放送持株会社の規制緩和)。
京都産業大学教授脇浜紀子氏講演(抄)
三大都市圏の映像地域メディアが希薄。
広域免許と県域免許。例えば、広域免許である関西圏の兵庫県と、県域免許である福岡県では、地域情報番組の数と地域情報の発信に差がありすぎる。(例:兵庫県(552万人)1局1番組55分(平日1日)。福岡県(510万人)5局10番組17時間49分(平日1日))
脇浜氏(元読売テレビアナウンサー)からは、
「関西の広域免許の民放4局は、大阪のもん。大阪の情報発信に偏っとる。某有名アナウンサーは(写真を見せても)神戸ポートタワーの名前もわからんかった。神戸のこと何もわかってへん。めっちゃ腹立った。神戸の人で通天閣知らん人間おらんやろうに。」
「毎日毎日、大阪の知事は映るけど、兵庫の知事ってニュースで映るの?大阪のニュースばっかりやん。関西の番組は。」
めっちゃ同意。
私から、脇浜氏には「兵庫県の中でも、神戸姫路豊岡あと少し丹波篠山淡路島、兵庫県のそれ以外は、地域情報なんて放送されることなんてなくて、それ以外の地域は兵庫県民も知らないですよ。ちなみに私の選挙区兵庫四区の〇〇、〇〇、〇〇とか知ってます~?聞いたことあります~?」と、更なる地域情報格差の問題について指摘させていただき、意見交換。