ガザ地区の状況と邦人保護(外交部会・外交調査会合同会議)
ハマスによるテロ攻撃を断固として非難します。
イスラエルが国際法に従って自国及び自国民を守る権利を有するのは当然です。
ハマスは、パレスチナ諸派の一派であり、ファタハを中心とするパレスチナ自治政府とは別。ファタハとは長年対立関係にある。
ガザ地区において甚大な被害が生じていることが懸念されます。
昨日、上川外務大臣から、ガザ地区の一般市民への、国際機関を通じた緊急人道支援の実施が表明されました。
米国、EUを始め主要国と足並みをしっかり揃えながら、人道支援の実施を求めます。
邦人保護について
政府には在留邦人の安全に万全を期すよう求めます。
イスラエルからの出国支援については、
・在留邦人数は、事案発生前約1,300人から約900人に減少。現時点で、在留邦人の生命・身体に被害なし。
・ガザ地区及び同地区との境界周辺以外のイスラエルはレベル2。商用便の運行情報等を随時提供しつつ、出国希望者には、商用便が運航している間の早期の出国検討を呼びかけ。
・13日外務省の派遣要請により、自衛隊機が14日に日本を出て、ジブチ及びヨルダンに到着済み。
・14日(現地時間)、政府手配のチャーター機で邦人8人がドバイに到着。
・14日(現地時間)、韓国政府手配の特別便により邦人等51人がソウルに到着。
韓国とは様々な懸案がありますが、率直に謝意を表明します。
出国の選択肢が多いことはよいことですが、政府の説明がわかりにくい。
邦人保護に万全を期すとともに、わかりやすい情報発信を政府に求めます。
ロシアが日本産水産物の輸入規制の強化を発表しました。今般のロシア側の決定は、科学的根拠に基づかず、不当であり、日本からの食品輸入規制緩和・撤廃という国際的な動きに逆行します。極めて遺憾であり、撤回を強く求めます。