ギリシャは海洋国家。国連海洋法条約違反は認めない。（ギリシャ外務副大臣、国防・外務委員会、副議長等会談）

2024年07月11日

ギリシャは海洋国家。国連海洋法条約違反は認めない。
ギリシャ外務副大臣、国防・外務委員会、副議長等会談。

外務副大臣と会談
コチラス副大臣からは、
佳子内親王殿下のギリシャ訪問には大変感激したとの感謝の言葉。
今年、２０２４年は、日本・ギリシャ国交樹立１２５周年、日本・ギリシャ文化観光年であり、双方のイベント成功、関係強化を図りたい。
ギリシャと日本は、ともに海洋国家。ギリシャは２０２５年から国連非常任理事国。国連海洋法条約、国際法の遵守、法の支配、航行の自由が重要であり、国連の場で日本と協力していきたい。
と発言があり、意見交換。
私からは、ギリシャとは、ＡＩ、サイバーセキュリティ、防衛産業で協力関係を構築したい。ＮＡＴＯ、ギリシャと防衛協力を進めていく。海運、造船、デジタル、観光で協力を進めたい、と発言し、意見交換。

国防・外務委員会と会談
ケルディス副委員長からは、
国連海洋法条約、国際法の遵守、海洋の安全、法の支配が何よりも重要。
海運、造船での二国間関係の強化だけでなく、日本のアニメや漫画など、日本はソフトパワーに秀でている、という発言。
私からは、日本は自由で開かれたインド太平洋を提唱している。国連海洋法条約、国際法の遵守、海洋の自由が何よりも重要。東シナ海、南シナ海での中国の動きに懸念を表明。海運、造船での二国間協力では、神戸には水素運搬船がある。デジタル、観光で協力を進めたい、と発言し、意見交換。

友好議員連盟会長、副議長等と会談
スティリオス友好議員連盟会長、副議長はじめ各議員からは、
佳子内親王殿下のギリシャ訪問へのお礼の言葉。
伝統的な海運業、造船業だけでなく、デジタル協力など協力分野を広げたい。
ギリシャは地政学的な要衝、アフリカにも好立地。
二国間関係を推進したいと発言があり、意見交換。

ギリシャは東慶丸を忘れていない
友好議員連盟との会談では、カヴァラ市長、カヴァラ市選出の議員から「東慶丸」について伺いました。
「東慶丸」という民間の船が、積み荷を捨ててまで、数百人のギリシャ人を乗せて、ギリシャに避難させた、という話。日本では史料がないためにあまり知られていませんが、ギリシャではアニメ映画になっています。
今日は、避難された方が多く住むカヴァラ市長が、直接、来られて、日本への感謝の言葉を述べられました。数百人の命が救われたのは日本のおかげです。ギリシャ人は「東慶丸」を忘れていない。その恩を忘れていない、と。

日本人が知らない、日本人が忘れた、「民族の恩人」。ギリシャが親日国である由来の一つ。
ギリシャは日本と同じく海洋国家。国連海洋法条約、国際法遵守、海洋の自由、航行の自由を最も重視する国。
ギリシャはＮＡＴＯ、ＥＵ加盟国であり、古来より地政学的な要衝。
ヨーロッパ全体を視野にデータセンターのハブ整備を計画。
伝統的な海運、造船に加えて、デジタル、ＡＩ、サイバー、防衛、観光で二国間協力を進めてまいります。
ギリシャは海洋国家。国連海洋法条約違反は認めない。（ギリシャ外務副大臣、国防・外務委員会、副議長等会談） (youtube.com)

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